『 感慨深いものである 』
この前家族で近所の公園のプールに行ったら、
息子が25メートルをクロールで泳いでた。
へぇー、泳げるんだ。
最後まで前置胎盤に気が付かず、息子は生まれてきたとき
大量に血液を飲んだ仮死状態だった。
ひと通り胃洗浄などを済ませて初めてご対面したときの、
ロシアで捕まった宇宙人のような目で僕をじっと見つめていたことを
いまでも鮮明に覚えている。
それともロシアで捕まった宇宙人のような目をしていたのは自分なのかもしれない。
心はどこか遠くの宇宙にいってしまっていたのかも。
息子は息子で、4歳の時に
「(おなかのなかで)遊んでたらツルンと滑っちゃって、
そしたら顔に血がかかって、それを飲んじゃって凄く苦しかった」
と話してくれた。そんな話を息子にしたことはなかったのに。
そんなこともあってか水がすごく苦手で、
2歳から通ってたスイミングも顔をつけるまでが一苦労だったのが、
いつのまにかクロールで25メートル泳いでるとは、
感慨深いものである。
by photosuke
| 2011-08-24 07:14
| LUMIX DMC-GF1